マーケットメイカーから提供される価格の中から一番投資家にとって有利なベストビッド(買気配)・ベストオファー(売気配)を取引所システムで自動的に合成しているので、スプレッドの差が最も小さい組み合わせが売買価格になります。
どんな価格で、どのくらいの量の取引が可能かをリアルタイムで表示されています。
またマーケットメイカーの提示した価格を、そのままの価格で提示しているので、投資家に不利なスリッページばかりが発生するような恣意的なことは起こり得ない仕組みになっています。
くりっく365取扱会社は、投資家から預かった証拠金全額を、法令により金融取に預託します。さらに金融取では、預かった証拠金全額を取引所の財産と分別の上保管しています。
なので万一、取扱会社が破綻したとしても、最終的に投資家の証拠金は、原則として保全される仕組みになっています。
店頭FXにはない、くりっく365だけの税制上の優遇は今はありません。
2012年以降は取引所FXでも店頭FXでも課税条件はまったく変わりません。そのことは国税庁のホームページに載っています。↓
外国為替証拠金取引(FX)には、店頭取引と取引所取引(金融商品取引所の開設する金融商品市場で行われる取引)がありますが、いずれの場合も課税関係は同じです。(国税庁のホームページから抜粋https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1521.htm)
今は無いということは、昔はあったということなんですね。
2011年12月31日までは、店頭FXは総合課税、取引所FXくりっく365では申告分離課税となっていましたので、最大で税率が30%も店頭FXの方が高い時期がありました。
なのでFXをするなら取引所FXだという方が多かったのですが、税の公平性の観点から2011年に税制改正修正案が可決、成立しどちらも同じ申告分離課税で一律となりました。
参考までに税制改正前と後の店頭FXの税率を表にしてみました。
税制改正前(総合課税) | 税制改正後(申告分離課税) | ||
課税所得金額 (給与所得等と合算) |
195万円以下 | 10% |
利益に対する課税額
20% |
195万円超 330万円以下 |
20% |
||
330万円超 695万円以下 | 30% | ||
695万円超 900万円以下 | 33% | ||
900万円超 1,800万円以下 | 43% | ||
1,800万円超 | 50% |
給与所得等、他の収入で1,800万円以上稼いでいる人はFXで利益が出ると50%課税なので、勝っても半分もっていかれると思うとかなり痛いですね。